岡倉天心と五浦海岸

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昨日は久しぶりに、新宿で映画を観ました。
「天心」です。

この映画は、明治時代の初期、日本の西洋化が吹き荒れるなかで、日本の伝統の美を守り、新たな日本画の創造を目指し奔走した、岡倉天心とその弟子たちを描いています。

天心は、東京美術学校(現在の東京藝術大学)の校長を務めていたとき、西洋画派との対立により辞任。日本美術院を立ち上げ、茨城県五浦に「六角堂」を建て日本美術院を移転、横山大観、菱田春草、下村観山ら若き画家たちの創作活動を指導したのですが、映画はその後半生の物語です。

以前ブログ記事にもしましたが、私はこの映画の舞台になった五浦海岸の近くに住んでいたのです。
勤務先のある日立市までは小一時間電車に乗らなければいけませんでしたが、工場ばかり有ってごちゃごちゃした日立の町でなく、風光明美で静かな五浦海岸の近くに住みたくなったのです。

単身赴任だったので、週末は自転車で大津港や五浦海岸を走り、隣の福島県いわき市の勿来(なこそ)の関などにも足を延ばしたりしました。
地元の居酒屋や寿司屋も顔なじみになり、その日の朝に大津港で獲れた地魚も食べられました。

五浦海岸には「茨城県天心記念五浦美術館」があり、天心の生涯や、弟子たちの作品やプロフィールを見ることが出来ます。

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最初の写真の六角堂は、東日本大震災で流されてしまいました。
でも今年の4月に、復元されているそうです。

二番目の写真は、五浦海岸に群生するハマギクの花です。
今の時季は咲いていませんが、以前撮った写真をアップしました。

ぜひ映画を見てください。
実話に基づいた、感動的な映画です。
作品も素晴らしいですが、太平洋を望む五浦の景色も素晴らしいです。
天心や大観が創作活動をした、北茨城五浦の素晴らしさを体験してください。

私は映画を見るまで、天心や大観たちの五浦での生活は、田舎でのゆったりしたものだとばかり思っていましたが、全くの認識不足であり、弟子たちは生活費にも事欠く壮絶なものだったようです。
岡倉天心は竹中直人、横山大観は中村獅童が演じています。

私も、久しぶりに五浦に行きたくなりました。
太平洋を眺めながら温泉に入り、大津港でとれた魚で一杯やりたいな~。

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この記事へのコメント

2013年12月23日 10:50
こんにちは。
とても面白そうな映画ですね。
でも、東京に行かないと観られないのでしょうか。
神奈川の劇場がありましたがもう終了しているようです。
2013年12月23日 17:48
「天心」という映画のこと、全然知りませんでした。
明治時代の初期と言えば、日本が近代化に向かって西洋のあれこれを一生懸命取り入れようとしていた時代。
面白そうですね。
映画館へはなかなか足を運ぶ機会がないのですが、もしチャンスがあれば、ぜひみたいと思います。
カンツォーネ
2013年12月23日 20:46
未来さん、こんばんは。
とても面白い映画でしたよ。
ストーリーは歴史として知っていましたが、私が住んでいたことがある場所が舞台になっていたので、特に興味深く見ました。
先行ロードショーが終わって、これから全国で放映されるのではと思います。
多分神奈川でも、これからやるのでは?
カンツォーネ
2013年12月23日 20:55
りりいさん、この映画は、これから全国で上映されるようになると思います。
天心たちは、日本の美術界の一斉の西洋化に抗い、日本画の伝統を守りながらも新しい表現方法を模索したのですね。
ぜひ映画をご覧ください。
北茨城の五浦海岸も、とてもよいところです。
そちらからは遠いですが、機会があったら天心記念美術館や六角堂を、ぜひ訪れてください。
2013年12月26日 19:19
こちらでは「天心」、上映してないです。
岡倉天心を題材にした映画なんですね。
その所以となる場所がカンツォーネさんも住まれた五浦海岸なんですね。
何か素敵な所のようですね~。

懐かしい当時を思い出された事でしょう。。
こちらでも上映されるのなら、ぜひ観てきます。
カンツォーネ
2013年12月26日 20:25
私は1年くらいしかここに住んでいませんでしたが、週末がとても楽しみでした。
主題歌を歌っていた石井竜也の実家は、この地で和菓子屋を営んでいました。
でも東日本大震災の津波で、全壊してしまったそうです。
隣町の磯原は、野口雨情の生誕地で、生家や記念館があります。

これから全国で上映されていくと思いますので、ぜひ観てください。
カンツォーネ
2013年12月26日 20:26
↑のコメントは、ハーモニーさん宛です。

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